あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

2023-01-01から1年間の記事一覧

80.肝転移再々発の入院⑥【呼吸】

ベッドが揺れる感覚で目が覚めた。手術が終わったんだな、と思った瞬間吐いた。私はどうも術後の吐き気が強いタイプらしく、しかも手術を重ねるごとに症状が強くなっている気がする。今回も絶対に気持ち悪くなるだろうなと思っていたけど、しかしこんなに速…

AMBIENT KYOTO 2023

今年もアンビエント京都を堪能してきた。前回はブライアンイーノによる展覧会だったけど、今回は参加アーティストが変わり、展示会場が2ヶ所に設置、さらに限定ライブありという拡大っぷり。私が一番印象に残ったのはミストの部屋。テーマは「霧中夢」。部屋…

79.肝転移再々発の入院⑤【手術】

5年ぶりの手術の朝。手元に渡された現実に、あぁ。いよいよ手術か、、と、自分が本当にがん患者なのを実感する。5年経ってもT字帯の付け方は説明見ずとも覚えているものだなぁと感心した。時間になり手術室に向かう。

78.肝転移再々発の入院④【手術説明】

肝転移再々発の手術説明を受ける。肝臓の腹腔鏡下手術は難しいと言われていたそうだけど、この(最後の肝転移手術から)5年の間で、医療の進歩と先生の技術によって腹腔鏡下手術が可能になったそう。おかげで今回は傷口が小さく済み、術後はこれまでより体…

77.肝転移再々発の入院③【注射】

私の腕は元々、血管の位置が分かりやすくて採血では苦労知らずの優良腕だったけれど、年月の流れとともに血管が細くなってきた。検査で、抗がん剤で、点滴で、注射の刺し直しが増え、針への恐怖心がとても強くなってしまった。

快晴の文京区を歩く

先日、夫と一緒に小石川後楽園に行ってきた。 以前行った小石川植物園とは離れていて、東京ドームの隣にある。 水道橋駅で電車を降りて、少し歩くとWINS後楽園が見えてきた。 昔ここで馬券を買った事や、競馬場に行った時を思い出し、懐かしいねーなんて言い…

76.肝転移再々発の入院②【隔離】

2021年、コロナ禍の入院だった。今回入院できるのも感染リスクが高い中、最前線で働いている方々のおかげだ。感謝の気持ちでしかない。熱が基準値を超えているため、胸部CT検査と血液検査を行うことに。

75.肝転移再々発の入院①【健康十訓】

昔出会った「健康十訓」。食事内容はこれを意識していたけど最近食が乱れていた。よく噛んで食べる方だけどたまに大食いしてしまうし、働く現代人には難しいよねー。

74.大部屋の良い所を探してみた

もしかしたらこれが最後の入院かもしれない。思い切って個室にマル印をつけちゃおうか・・・葛藤の末、大部屋を希望した。個室だったら差額ベッド代だけで20万は超えると思う。高いよー。

73.整う

手術から再々発までの五年間を振り返ってみた。 しばらくの間は何もなく食事と運動を意識して過ごした。 大きな変化があったのは四年経った2019年から。 一年間不妊治療を行ったのだけど、治療で使用したホルモン剤の副作用が強くて体調を崩しがち。 不妊治…

72.これまでのCEA数値

なんで五年経って再発したのだろう。再発手術後から四年間ずっと1.5辺りをキープしていたCEAが2.0を超えて、それから上昇が続く。(といってもまだまだ正常値範囲内だけど)今回の数値が下がっていれば、がん細胞以外の何かの影響だったのだろうけど、残念な…

71.ゴールテープ

診察の受付を済ませて待合室の椅子に座る。術後三年過ぎた辺りから気持ちが緩み、五年近くになると病院にはお出かけ気分で来ている状態だった。 とは言え、結果を聞くまでちょっぴり不安。検査の結果、腫瘍マーカーが上がってた。

70.肝転移再発から寛解(?)まで

大腸がん発覚から4年経ち再発と転移が無い。ということで、抗がん剤前に行った卵子凍結を解凍して不妊治療を行うことにした。当時38歳。一カ月でも一日でも無駄にしたくない。焦っていた。 けど結果実らず。結構お金を掛けたのになぁ。

69.術後の不思議

最初は気のせいかなと思ってたんだけど、でも数回手術を受けてやっぱり思ったんだけど、術後って毛深くなる。

68.もう大丈夫2

今後は腹部エコーとCT検査を、採血結果と照らし合わせて様子を見ていく事になった。もう大丈夫、と約2年前の大腸がん手術を終えた後、そう思った矢先に転移が発覚した。けど今回は信頼している先生からの「大丈夫」をちゃんといただいた。

67.退院後の自己管理

退院後の食や生活の自己管理は大切だと思う。退院したら病院はもう管理してくれない。今、自分に出来る事は規則正しい生活、良い食事と睡眠、運動で免疫力をつける事、だろうか。

66.退院したら具合悪くなった話

退院の日にはだいぶ体力が回復した。と、思っていたけど帰りの途中で具合が悪くなった。幸い、兄に車で迎えに来てもらっていたので後ろのシートで横になったまま動けず。どうやらお腹が空いた時に症状が出ることが判明。

AMBIENT KYOTO

先日に続きアンビエント・ミュージック関連です。 今日の京都はとても暑かったようで。 真夏はまだこれからなのにもう全国的に暑く先が思いやられる。 夏の京都で思い出す、昨年開催された 「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」 2022年8月、京都に向かう。 真夏の京…

65.アンビエント・ミュージック

入院中はよく音楽を聴き、辛い中でパワーをもらった。音楽の力は偉大だ。そんな闘病中に知った、ブライアン・イーノという方。アンビエントミュージック(環境音楽)というジャンルを築いた音楽家で、アンビエントミュージックとして発表した初アルバムが、「…

梅雨の文京区を歩く

「仕事でストレスが溜まったから植物に囲まれて癒されたい」 という友人と、小石川植物園に行ってきた。 場所は文京区にあり、最寄りの白山駅まで向かっても良かったけれど、あえて巣鴨より散歩がてら歩く。 通称おばあちゃんの原宿、巣鴨。 私も将来遊びに…

64.肝転移再発の入院⑥【費用】

やっぱ差額ベッド代は痛いなぁ なんて、個室の恩恵を受けておきながら支払いの時はいつも思う。だけど病院だって収入を得ないと赤字になっちゃうし、赤字になって病院が潰れたら困るし。揺れ動く気持ちで支払いを終えた。

63.肝転移再発の入院⑤【腹水と黄疸】

黄疸に加え、腹水が溜まった。お腹の張りとモヤモヤと苦しさが続きストレスも溜まる。足が浮腫んで靴下が足首にめり込んでいるし、膝から下が冷えている。利尿剤で水分の排出を促して、お腹と足を冷やさないよう過ごす。

62.肝転移再発の入院④【目標】

暇だ。暇すぎる。定年退職した老後の生活ってこんな感じなんだろうか。朝公園でゲートボールやってるの見るけど、あれって運動になるし頭使うし人と話すし、けっこう理にかなってるんじゃないか。老後生活にハリを出すために私も将来やってみっか。

61.肝転移再発の入院③【傷口】

手術を終えた今、腹帯の下には分厚い大きなガーゼ。そのガーゼをめくると防水シートとメロンを包むような網目状のシート(?)で頑丈に傷口が守られている。傷口は網目シートに保護されていてまだ見えない。数日後、傷口は良好とのことで網目シートを取る日…

ぬか床と唐揚げ

過去に書いた奇跡的に復活を果たしたぬか床ですが、あれからコツコツ腐ることなく育ててます。キャベツ、きゅうり、なす、大根、にんじんのローテーション。たまに豆腐とかタマゴとかチーズとか漬けてぬか漬け生活を楽しんでた。

60.肝転移再発の入院②【説明と手術】

肝転移再発の手術説明を受ける。今回は2個の腫瘍を開腹手術で切除。手術の流れを把握しているからなのか気持ちに余裕がある。前日に眠れなくても麻酔で眠るからいっか。って思ってしまう。

59.肝転移再発の入院①【進化】

初めての入院は約1年半前だった。緊急入院だったので足りない物だらけ。後日に母が服を買ってきてくれたんだけど、どれもどこかひと癖あってそのひと癖が強烈。病衣レンタルしようか迷ったけれど好きなものを着たいと思って入院用の服を買った。

58.肺手術から半年

肺手術から3ヶ月が経った。大腸がん手術では、3ヶ月後には腫瘍マーカー値が上がり転移が発覚したけど今回の採血結果は異常なし。良い調子だ。さらに3カ月経ち、肺の手術から6ヵ月後検診。採血の結果が出た。

57.ちょっとだけやってみたエドガー・ケイシー療法

肺の手術で目に見えるがん細胞は無くなったけど、小さいヤツがまだ残ってるかもしれない。がんの発生を抑えたい、予防したいと民間療法について色々調べて気になった「エドガー・ケイシー療法」。やれそうなのやってみた。

ぬか床reborn

大腸がんを患ってから何度かぬか床を作った。ぬか漬けは植物性乳酸菌を含むので腸内環境に良いと知り、それを知ってからぬか漬け作りに励んだ。かき混ぜるのをサボり何度かダメにしてしまったけど、またぬか漬け作りを始めよう。