あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

68.もう大丈夫2

 

 

肝転移再発の手術を終えて、今後は腹部エコーとCT検査を採血結果と照らし合わせて様子を見ていく事になった。

 

肝臓の転移数は減った(9個→2個)

肺にも転移は見られないからもう大丈夫だろう

 

「もう大丈夫」

約2年前の大腸がん手術を終えた後、そう思った矢先に転移が発覚した。

 

asunaro-sun.hatenablog.com

この時の「大丈夫」は先生が言ったものではない。

退院できた嬉しさと楽観的な考えからくる、勝手に自分で作った大丈夫だった。

 

今回は信頼している先生からの「大丈夫」をちゃんといただいた

先生が大丈夫言うなら大丈夫。

 

「大丈夫」の気持ちを抱えながら過ごす。

 

けど、経過観察の結果を聞く前は「大丈夫」を捨てて、最悪の事態を想定して診察室に入る。

心を防衛するためにそんな術を身に付けてしまった。

結果次第では入院するかも、とスケジュールを動かしやすくしておく。

当日の急な追加検査があっても良いように、金具がついてない洋服を着ていく(レントゲン撮影などで検査着に着替えるのがめんどいから)

 

最悪を想定して結果良ければ最高になる。

最悪だったら最悪のまま、ダメージは少ない。

そう身構えておけばもう心が天から地に落ちる事は無いのだ。

 

そして、診察室に入る毎に新しい「大丈夫」を持ち帰る。

これを5年間繰り返す。