あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

13.大腸がん入院⑥【学ぶ】

 

 

手術後は傷口が痛くて体を起こすのも一苦労。

電動リクライニングベッドなら、起き上がりや立ち上がりが楽だけど

 

当時、大部屋のベッドが電動リクライニングではなく、ハンドルを回して角度を上げていく手動タイプだった。

 

個室のベッドは電動リクライニングなのに。

 

これが世の格差、ヒエラルキーか。

 

 

手術から数日後

体を動かせるようになってきたし、看護師さんを呼んで角度を調整してもらうのも申し訳ないので、角度0のフラット状態で過ごした。

そこから頑張って起き上がる。

 

痛い。

 

すると、看護師さんが起き上がり方のコツを教えてくれた。

 


1.起き上がる前に横向け寝の体勢になる。

2.上側の腕で(例えば右向きに横になった場合、左手で)ベッドの手すりをつかむ

3.下側の腕でベッドを押しながら起き上がる

 

ただ、これでも痛い。

(この絵と説明では分かりづらいので、詳細を知りたい方はググってください)

 

椅子から立ち上がる時も

横を向いてから背もたれにひじを張り、体を押し出してから立ち上がると腹筋を使う力が少なくて済む。




次いで、痛み止めの使い時も教わった。

 

術後必須アイテムの硬膜外麻酔ボタン

 

そのボタンをまず

朝起きあがる前、体を動かす(リハビリ等)前、にあらかじめ押す。

確かに痛くなってから押すよりも、事前に押した方が効果的だった。

寝る前にも押した。

術後で疲れている時の睡眠って大事。

痛みで起きないように出来るだけしっかり寝たい。

 


痛みを我慢してストレスを溜めるよりも、薬を活用してどんどん体を動かす方が良いとのこと。

 

 

薬って「異物を体内に入れる」というイメージが強く、体に入れるのはなんか嫌だった。

けど、

手術をして色々な点滴をして色々な薬を出してもらい、薬に対する捉え方が変わった。

 

 

薬は異物ではない

体の回復を手助けしてくれる

 

入院して学ぶことが多い。