あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

04.初診と思い出のはんぺん

 

 

病院は慣れていないからちょっと緊張する。

受付で渡された問診票を書き、その後にレントゲンと心電図を撮ってもらった。

 

レントゲンの結果、お腹にガスが溜まっていると言われる。

確かに。お腹が張っていてスッキリしない日が続いていた。

 

 

先生曰く

出血があるということは体が通常ではない。

特に若い人はすぐに検査をした方が良い。 

とのこと。

 

心に沁みた

 

病状を受け止めてくれた事と病人と認定してくれた事に安堵し、救われた気がした。

良く分からない感情だけど。

 

不安でずっとネット検索に頼っていたけど、やはり目の前にいる医師が、私を診て私に投げかけてくれる言葉は心強い。

 

もっと早く病院に来れば良かった。

それとこの病院に辿り着いて良かった。

 

 

急遽、翌日に大腸と胃カメラ検査をしてもらえることになった。

 

判断が早い

 

こっちは数ヶ月悩んでやっと行動を起こしたのに

先生は秒で決断して事を前に進める。

頼もしい先生。こんな良い病院だったとは。

 

看護師さんから、検査の説明と食事に関する注意事項を受ける。

 

白米、うどん、豆腐等々、白くてやわらかい食べ物をお勧めされた。

特にはんぺんを推されてはんぺん話に花が咲く。

そしてはんぺんを買って帰る。

はんぺんって何年ぶりに食べただろう。

おいしい。やさしい味。

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はんぺんは私の初診の思い出が詰まっている。

 


どうか最悪の結果になりませんように

願いながら翌日検査を行った。

 

 

検査後、先生に

潰瘍が出来ている

明日即入院

即手術

「がん」という言葉は出なかったけど、がんなのかな、と思った。

そんなに悪い体だったとは

 


先生に紹介状を書いて頂いた。

やはり行動が早い。

渡された封筒に赤字で小さくCA と書いてある。

 

CAって、もうアレじゃん

キャンサーのキャじゃん

 

やはり自分はがんなのか。と思いつつ、他の病気だという1%にも満たない僅かな希望を抱えながら、翌日入院先に向かった。