あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

05.大腸内視鏡検査の感想

 

 

前日から食事制限をして

夜に下剤を飲んで

当日に約2ℓの下剤を飲んで便を出し切って

空っぽでキレイになった腸をお尻からカメラを入れて見るという流れ。

 


2リットル

 

 

ビール中ジョッキ約4〜5杯分くらい。いけるでしょう。

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そう思いながら前の晩に下剤を作って冷蔵庫で冷やした。

翌日、朝イチで飲み始める。

 

昨晩も下剤を飲んで夜中に結構出したんだけど。

何度もトイレに行き、睡眠不足で体が衰弱してる。

そんな状態で起き掛けにまた下剤と格闘とか。

 

飲んでいるうちに体がキンキンに冷えて寒くなってきた。

 


量より冷えがこたえる。

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冷やした方が飲みやすいと言われたけど、私には常温でも全然飲める味。むしろホットでも良いくらい。

暖かいポカリみたいできっといけると思うんだ。

 

半分くらい飲んでも便がなかなか出なくて焦ったけど、下剤残り1/3辺りから飲んだら直通かって程に出だした。

そしてお尻がヒリヒリしてきた。

痛い寒い。でも何とか飲み切った。

いざ検査へ。

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お尻にスリットが入ったショート丈の紙パンツを履くので、プライバシーはあらかた守られた。

お尻を見せるのはカメラが入る時の数秒程度。

産婦人科のあのオープンさに比べると、露出度は少ないと思う。

 

準備は事務的に淡々と行われた。

 

初めての大腸カメラ

一方通行規制を解除されたスペシャルデー

暗い部屋の中、モニターの明かりがなんだか幻想的だった。

鎮静剤が効いて記憶がおぼろげで、カメラがいつ入ったのか覚えていない。

鎮静剤ってすごい。

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ぼーっとモニターに映る自分の腸内を眺めていたら、素人目でもわかるようなヤバめなできものが現れた。

ちょっと出血してるし。

今まで悩んでいた血便は、便がこの脇を通る時にできものに擦れて、出血をくっつけて出てきていたのが原因だった。

 


鎮静剤効果で検査はあっという間に終わった。

正に、案ずるより産むが易し

 

 

この後も数回検査を受けて思ったこと

鎮静剤あり

  • 緊張感が解けて検査中は痛みを感じにくい
  • 検査後は休憩が必要なのでほぼ一日潰れる

鎮静剤なし

  • 意識がはっきりしているから検査中に痛みを感じた
  • 先生の説明を聞きながら検査を受けられるのが良い
  • 終わったらすぐ歩ける

 

痛みの度合いは毎回違った。

個人差があるようなので、痛くありませんように、と願う。

 


一度、大腸内視鏡検査の当日の朝に生理が来てしまい、どうしようかと病院に行く前に電話して聞いてみら、

「検査は可能です」

って。

 

いや、汚してしまうかもしれないし、なんか恥ずかしいし

悩んだ

 

しかし病院側ももう準備してるだろう。

それに予約を取り直してまた下剤を飲むのもめんどい。

 

意を決し、タンポン&ナプキンで対処して検査に向かう。

 

病院に行くと、診察台に敷きパッドやタオルが準備されていて、慣れた様子で対応してくれて嬉しかった。

さすが病院、様々な患者に対応できるのだろう。

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しかし生理中は下剤で体が冷えるし、便の状態が分かりづらいし、何かと手間が掛かってしまうのが難点だなと思う。

 

 

という感じで、大腸内視鏡検査は事前準備から終了まで長い。

もっと手軽にできればいいのにな。