あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

40.ハイパーサーミアの感想

 

 

初診にてハイパーサーミアの説明を受ける。

資料を貰い、がん治療に期待される効果や医療装置の仕組みなど、ホームページの掲載よりさらに詳しく教えて頂いた。

 

医療装置はサーモトロンという名前だった。

 

私が治療したクリニックでは、1クール(週1回の治療×8回分)が保険適用で27,000円だった。

まず27,000円を一括払いし、その後は治療毎に再診料が数百円掛かる。

たまに血液検査をするので、その時は検査料も掛かる。

 

1クールが終わると自費で料金が高くなり、治療毎の支払いになるという。

 

1クールは肝臓を温めるのだけど、肺に転移しているヤツも気になる。

なので、1クール終了後は自費で肺を温めてもらおうと思っていたら、

治療部位が異なるとその部位に対し1クールの保険が適用されるそうだ。

 

肺の治療がまさかの保険適用で嬉しい。

 

抗がん剤と併せて治療すると、より効果的ですよー。

時すでに遅し

もう抗がん剤は最後のクールに入ったとこ

それでも何かしらのプラスはあるだろう、と治療を開始。

 

肝転移という事で、肝臓あたりを背中側とお腹側から冷却パッドでギュっと挟みサンドイッチ状態。

パッドの圧迫が強い方が、熱の痛みを感じにくいのだとか。

ちょっと息苦しい

 

熱が入ると温めてる所がピリピリ、チリチリ、ジンジンしてくる。

先生が常に側にいるので、温度調整などにすぐ対応してもらえるので安心だ。

 

先生と軽い世間話をして過ごすけど、熱いわ苦しいわで段々口数が少なくなり、やがて無言になる。

寝ようとしても熱くて眠れず汗をダラダラかきながら終了時間まで瞑想する。

 

ちょっと熱いから温度を下げてもらおう、と枕元にいる先生を見たら先生も瞑想してた。

 

(あっ・・・)

 

でも大丈夫。ちゃんとすぐ温度を下げてもらった。

 

患者の体温が上がるので、部屋の温度を低めに設定しているから寒いって言ってた。

患者に付き添って寒い部屋に40分もじっとしているのも大変だなぁと思う。

 

 

1クール最後の治療日

翌日は肺のCT検査だ。良い結果を出したい。

先生も、よーし!って張り切って出力数(熱の強さ)を最大にしてくれた。

熱くて数分でギブだったけど。

 

 

ホカホカになりながら家路を辿る。

外は寒いのに、ひんやりとした風が心地よい。

 

体が温まったせいかお腹が空いた。

サーモンでも買って帰ろうかな。