あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

06.大腸がんの入院①【初日】

 

 

突然明日の入院が決まり、とりあえず着替えや日用品をバッグに詰めて家を出た。

急なのに夫も仕事を休んで付き添ってくれた。

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病院の受付時間は早く、電車を乗り継いで行くから早く家を出ないと間に合わない。

早く出たつもりだったけど、ちょっと遅刻しそう。

電話しよ

入院手続きに少し遅れてしまう旨を伝えようとしたものの

何科ですか、何病棟に入院ですか、担当医は分かりますか

 

全部わからない

 

 

「紹介状を持って〇〇病院に行って」

と言われるがまま向かい、他は何も考えてなかった。

初診だし、病院とは縁遠かったし、総合病院のシステムとかわからないよ。

 

 

確認して再度ご連絡ください。と言われたけどもう着いた。

 

受付に行き、なんとか無事に入院手続きを終える。

もう疲れた。

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こんなに疲れてるのにまだ午前10時過ぎとか。

 

 

その後、診察室にて初めて先生とご対面。

先生が優しすぎて泣けた。

不安な心に蜘蛛の糸どころか野太いワイヤーを垂らしてくれた。

 

心が弱った患者に対する医師の言葉って、とても強く残る。

良くも悪くも。

心身弱った人に対面する大変な仕事だ。

 

 

結果は、がんだった。

手術は確定だそう。

まず体の状況を把握したいとのことで

採血採尿・レントゲン・肺活量・MRI・CTR一気に受けた。

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大きな医療機器に囲まれてちょっと怖い。

 


検査が一通り終えて、病室に戻り一息ついた。

 


シーーーン・・・・

 


静かな雰囲気が病人感を強くさせた。

昨日まで自分の部屋にいたのに、一晩で環境が変わりすぎて戸惑う。

仕切りのカーテンにうっすら小さいシミ?みたいのついててなんか色々想像するし。

しょっちゅうどこかで医療機器の電子音が鳴ってるし。

 

 

現実を突きつけられて思う。

あぁ、私、病人なんだ。

本当にがん患者なんだ。