ペット
かわいい、癒される存在
一方、
私がお世話になるペット(PET)は無機質なごっつい機械で
無感情、無癒し、威圧感あり。
そんなPETだけど、検査はすごく楽だった。
最初に血糖値を測り、薬剤を注射する。
注射の後は待機室でじーっと座っているだけ。
水飲みながら、検査室に呼ばれるまでずーっと、じーっと
スマホも読書もNG
暇だった。
待機室はリクライニングチェアがある個室でとても静かな環境
患者を落ち着かせるためか、ものすごくリラクゼーション感を出しているけど、
こっちの心境は穏やかではない。
CEAの数値が高いってんだから再発や転移の文字が浮かぶ。
待ち時間が長いからあれこれ考えて悶々と待機。
それに今、この瞬間にもがん細胞が育っていると思うと憤りすら感じる。
やっと検査室に呼ばれ、CT検査と同じく横になって撮影スタート
CT検査だと器械の輪の中をスーって通り抜ける速さなのに、
PET検査だとミリ単位で動いてるのかってくらいなかなか進まない。
頭のてっぺんから腹部まで、細かく画像を撮っているのがよく分かる。
待機時間だけ長いと思ったら、撮影時間も長かった
8:30に受付をして病院を出たのは12:00
個室に閉じこもっていたから、外が広くて清々しい
半日何もしなかったけどお腹は空く
社会の喧騒から離れてゆったり過ごせる静かな検査でした。