あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

03.病院選びの話

 

 

どこの病院に行こうか調べた。

数年ぶりに行く病院。

せっかくだからキレイで良い病院に行きたい

怖くない先生がいい

 

近くに総合病院があったけど、評判が良くなかったし待ち時間が長そうだから候補から外した。

 

近場で検索したら胃腸科と内科があり、とりあえず家から近い胃腸科に向かう。

 

 

着いた。

 

昔ながらのって感じで、年季の入った戸建ての医院だった。

なんか入口の照明消えてるように見えるし人の気配が皆無。

休診かな。今日開いてるって書いてあったけど、いや、開いてるかもしれないけど、ちょっと、いったん保留にしようか。

 

候補に挙げてた2軒目に向かう。

 

 

2軒目は内科だな。開いてるといいな。キレイだといいな。

 

迷った。

道に迷って辿り着かない。

 

腹痛と微熱で朦朧としているせいか、何故か裏道を歩いていた事が後に判明したのだが、住み慣れた街なのに何故その道に入ったのか、と。

今でも不思議だ。

 

辿り着かず、候補が無くなり詰んだ。

 

 

3軒目を探す。

どこかないかな・・・あ、確かあそこに病院があったはず・・・。

 

着いた。

 

整形外科だった。

 

診察してもらうには畑違いもいいところ。

まあまあ、これまで病院に関心持たなかったし

あそこに何科があるとか気にしたことなかったし

しょうがない、しょうがないよと言い聞かす。

 

病院なんて縁が無かったからどこに何科があるなんて意識してなかった。

もちろんかかりつけ医なんていない。

 

お腹痛い

動くの辛い

諦めて総合病院に行こうか・・・

 

 

途方に暮れたところ、ふと思い出した。

 

昔、近所にお洒落な建物を見つけたことを。

カフェかな、なんてちょっとワクワクしたけど、看板を見ると病院だったので興味を無くした。

 何科とか覚えてないけど、ここから近い場所にあるし、一か八かで気力を振り絞って行ってみる。

 

着いた。

 

なんと胃腸科を設けてる奇跡。

神様ありがとう。

何度も素通りしていたこの病院にお世話になる事になるとは

 

 

こうして予定外の病院に診察してもらった。

これも何かのご縁なのか

この病院に辿り着いていなかったら、今の私の状況は違っていたかもしれない。