あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

11.大腸がん入院④【手術】

 

 

入院してから腹痛は治まり、普通に動けて食欲もある。

本当に自分はがんなのだろうか、と思うまま着々と手術の準備は進み、ついに当日の朝を迎えた。

 

 朝から少し緊張気味。

 

T字帯に衝撃を受けながらも手術着に着替える。

風通し良くてスースーする。

 

台に運ばれて手術室に向かうと思っていたのに、徒歩だった。

なんかイメージと違う。

 

 

 初めての手術室は全てが目新しい。

ドラマで見たあの丸いライトが本当にあった。

あと寒いし手術台狭い。

 

麻酔医に背を向けるため、横向きになって胎児のように丸まった姿勢をとる。

体を動かす時は看護師さんがちゃんとサポートしてくれるので、安心安全。

 

そして背中から麻酔を入れる注射(硬膜外麻酔)を刺す。

これが前日から怖くて怖くて凄く心配だった。

感想を述べると、ぐーっと強く押されるような後に注射針が入ってくる感覚。

ズンっとした痛みだった。

 

神経に触れてズキッとしたら嫌だな

痛みで暴れてしまったらどうしよう

って身構えていたので、逆にこの程度かと思えた。

※個人的感想

 

 

注射という山場が無事終わり仰向けに戻る。

あとはもうなすがまま、されるがまま、手際よく準備が進む。

 


そして、ついに口元に酸素マスクが。

 

あー本当に手術す

(あー本当に手術するのかー、の途中で意識途絶える)

 

 

ベッドを移動する振動で目が覚めた。

もう手術終わってた

本当に手術したんだ

 


そして目が覚めてから朝まで超絶に長い。

時間の感覚がマヒしていて、もう夜中かなと思ったらまだ19時とか。

結構寝たなと思っても5分しか経っていなかったり。

 


夜明けをひたすら待つ。