あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

21.抗がん剤スタート

 

 

PET検査の結果、肝転移が発覚(肺にも疑いあり)

肝臓の手術が決まり、

その前に4クールの抗がん剤治療を行うことになった。

 

 

まず抗がん剤の金額に驚いた

 

XELOX+アバスチン療法、1クール分

点滴(エルプラット、アバスチン) 約10万

内服薬(ゼローダ、ビタミン剤などの補助薬)約2万

 


高い。高すぎる。

病人に対して何て強気な値段設定なの

 

まだ限度額適用認定証という存在を知らず、後から高額療養費を請求して振り込みを待ち遠しく過ごした。

 


いよいよ、ついに、ようやく、初抗がん剤スタート

液剤が入っていく瞬間を見届ける。


ひぇーほんとに体に入ってきたー

巷で有名なあの抗がん剤がー

 


すぐ具合悪くなるかも、と覚悟してたけど何もなく点滴が終わって拍子抜けした。

 

え?抗がん剤ってこんな感じ?

と思いながら点滴後にトイレに行き、手を洗ったらお湯の刺激で手がピリピリして、抗がん剤の威力にビビる。

 

 

1クール目からもう筋肉の痙攣、吐き気、だるさ、しびれ、便秘、下痢、皮膚の黒ずみ、手足の荒れ

こういう副作用が出ますよっていう説明通りの副作用がちゃんと一通り出た。

 

そして治療の度に副作用が強くなる

これも説明通り

説明通りに副作用が出ているのだから、効果も説明通りに、いや、それ以上であって欲しい。

 

他にも

食事の食べ始めなど、唾液が出る時に耳下の唾液腺が痛い

あくびで涙が出る時に涙道?が痛い

舌の動きが鈍くなり、よく噛む

これも大変だった。

というかもう全部大変。

 

身体の隅々に薬の作用が出ている。


身体を治すための薬なのに、具合が悪くなって衰弱していくんだが?

気力も弱る。

 


そうだ。免疫力を上げよう。

 

まずは食事療法をしよう

食事で免疫力を上げたらがん細胞が小さくなるかも

小さくなったら手術しなくていいよってなるかも

 

なんて期待を込めながら食事療法を始めることにした。