あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

47.あすなろ戦闘物語

 

 

フィールドを歩いてたらいきなり戦闘が始まった。

戦闘レベル35(歳)の自分の前に、いきなりラスボスの強敵が現れた。

新たなマップ(人生)を進めよう、レベルを積んで立派な武器を揃えて今後に備えよう

と、希望に満ちて歩き出したところなのに。

 

 

強敵と闘うのって、まず弱キャラから闘って経験積むでしょ?

少しずつ敵のレベルを上げて、戦闘数を増やして、

さ、強敵に挑むぞって感じで闘いに慣れていくものでしょ?

 

病気でもさ、挑むとは逆だけど

まず風邪ひきやすくなって、体調を崩しやすくなって、

免疫弱くなって、歳をとってあちこち体にガタが来て、寝込んで

加齢とともに大病に対する心構えの段階を踏めると思っていた。

 

 

成人になって患った病気は、風邪とノロウィルス

言わばスライム数匹倒し、薬草とどくけし薬で治せる程度。

そこに突然がんとかいうボス戦が来た。

なんなの。いきなりなんなの。

 

勇者だったらくじけぬ心を持ち、勇敢に立ち向かうのだろう

 

けど現実はそうはいかない。

滅茶苦茶くじけるし、悲観的になるし

黒い感情が湧くこともあって自分が嫌になる。

 

 

そんな中でも進んでいくと現れる

一緒に闘ってくれる心強い人

同じ目的を持ち共に歩んでくれる人

勇気を与えてくれる人

 自分を支えてくれる人達がいる。励ましてくれる。

 

 

舵取りは誰か

それに一丸となって同じ方向に進めるのは、とても有難いこと。

簡単なようだけど簡単じゃないこと。

 

 

今後はどの様な戦いになるか分からないけど

気張り過ぎず、冷静に、周りに感謝をして生きていきたい。