あすなろ闘病ブログ

大腸がんの闘病生活を書き綴るブログ

27.肝転移の入院②【点滴】

 

 

手術の前々日

絶食と栄養補給の点滴が始まった。

 

 

来た

 

今回の点滴は、今までの点滴と違う。

 

術前検査の心電図で不整脈が出たそうで、

この事があってなのか?点滴の管を心臓付近まで入れることになった。

そうすると点滴の栄養が届きやすくなるのだとか。

 

心臓付近まで

心臓

 

心臓ってワードが出てきた

心臓って人間のコア

万が一管が刺さったらどうするの

 

私の心臓はノミで。

そんなノミが何故か手術というビッグイベントを前に主張してきた。

 

大人しくしてくれてたら余計な心身の負担も無かったのに

 

おかげで

カテーテルを心臓付近まで挿入する」

という、字面からすでに恐怖を感じる処置をする事になってしまった。

 

首からと腕からと、どっちが良い?

そらもう腕一択でお願いします。

首とか柔くて痛そう。

 

 

そして時は来た

自分のベッド上で処置が始まる。

 

(ふぅー怖い)

 

ゴワついたシートをばっさーって掛けられて、視界が遮られた。

微妙に体にフィットしない、妙な隙間がまた落ち着かない。

注射する腕のところだけに穴が空いていて、念入りに消毒してる。

 

(ふぅー怖い)

 

点滴のはずなのに、なんだか大掛かりだな。

 

管が心臓付近に来たらドキドキする感じがするので、

そうなったら教えてください

 

え、もうドキドキしてるんです(緊張で)もうです

(ふぅー)

さらにドキドキするのかな、わかるかな

わからなくて管がそのまま心臓に刺さったらどうしよう

 

ドキドキドキ(緊張)・・・・・・ドキッ あっ!

 

精神的からのとは明らかに違う、物理的な刺激によるドキドキを感じた。

胸がざわつくような違和感がきた。

 


きたきたきた、来ました、来ました先生きました

来ましたきま

はーい。もう大丈夫ですよ

 

もう一ミリも進ませない、何人たりとも通さない、っていうくらいにストッパーを掛けた。

 

ふぅー

 

 

その後、レントゲンでカテーテルの位置を確認して

 

無事入っていて問題ないそうで、処置終了。

 

 

まぁ、冷静になってみれば、

注射以外の痛みは無いし

ほんのちょっと違和感があるだけの事なんだけど、

何せ私はノミの心臓なもので、ドキドキしたってお話。